猫が突然「イカ耳」になる姿を見たことがある方、多いですよね?耳を横にぺったり倒して、まるでイカの足のように見えるこの耳の形。「イカ耳」と呼ばれるこの仕草には、猫のさまざまな気持ちが表れています。
今回は、猫がイカ耳になるときにどんな気持ちでいるのか、その理由や意味について解説していきます。
猫が「イカ耳」のときの気持ち
周りが気になる、ちょっと警戒モード
猫がイカ耳になる理由で一番多いのが、周りの状況に敏感になっているときです。普段聞き慣れない音がしたり、何かが急に動いたりすると、「あれ、なんだろう?」と耳を横に倒して聞き耳を立てます。これは、危険がないかチェックしているためで、警戒心が少し高まっているサインです。
例えば、掃除機をかけ始めたときや急に大きな音がしたときなど、猫が「イカ耳」になっていたら、ちょっと緊張しているのかもしれません。
ちょっと怖いな、不安かも…
猫が「イカ耳」になるのは、怖いなと感じたときや、ちょっと落ち着かないなと思っているときもあります。知らない人が急に近づいてきたり、普段行かない場所に連れて行かれたりしたときなど、猫は不安を感じやすいです。
こういうとき、猫は耳を後ろに倒して「今はちょっと触らないでね…」というメッセージを出しています。不安なときのイカ耳は、少し離れてそっと見守ってあげるのが一番です。
気になる音をキャッチ!集中してるとき
実は、猫は何かに集中しているときにもイカ耳になることがあります。たとえば、外で鳥の声が聞こえたり、小さな物音がしたりすると、「それは何?」と耳を後ろに向けて音を拾っています。このときのイカ耳は、ちょっと真剣モードで周囲に意識を集中しているサインです。
何かに夢中になっている猫は、とてもリラックスしているわけではないですが、特に不安なわけでもありません。静かに見守ってあげると良いでしょう。
ちょっとイライラ…気分が悪いよ!
猫がイカ耳になるのは、怒っているときやちょっとイライラしているときもあります。
触られたくないときや、何度も撫でられて飽きてしまったときなどに、「もういい加減にして」と耳を倒すことがあります。
このときのイカ耳は、不満を感じているサインなので、無理に構わず、少し距離を置いてあげると猫も安心します。
遊びモードに突入!ワクワクしているとき
意外かもしれませんが、猫が「イカ耳」になるのは楽しい気分のときもあります。
猫は、遊びに夢中になっているときや、獲物を狙う気持ちが盛り上がっているときにも、耳を倒して集中します。これは、狩りをするときの本能が表れているためで、ワクワクしながら遊ぶ準備を整えているのです。
猫の「イカ耳」は気持ちのバロメーター
猫が「イカ耳」になるときには、いろいろな気持ちが含まれています。ちょっと不安を感じているときや集中しているとき、また遊びたくてワクワクしているときなど、猫の気持ちに応じてさまざまです。
もし猫がイカ耳になっていたら、周囲の状況や猫の表情をよく観察してみてください。猫がどんな気持ちでいるのかが分かると、ますます猫との暮らしが楽しくなりますよ。