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🐾【しつけコラム】第5回:犬の心の声を聞く〜カーミングシグナルと感情の読み方〜【井野めぐみ|犬と人とのコミュニケーションコーチ】

この記事は約4分で読めます。

はじめに

今回のテーマ『犬の心の声、カーミングシグナルとは?』

<strong>井野めぐみ</strong>
井野めぐみ

犬と人とのコミュニケーションコーチ
JAHA認定:家庭犬しつけインストラクターの、井野めぐみです。

カーミングシグナルとは、犬がストレスや不安を感じたとき、
または相手に落ち着いてほしいときに、
自分自身と相手の感情を落ち着かせるために行う本能的なボディランゲージ(しぐさ)です。
今回はそんな「カーミングシグナル」について詳しく紹介していきます。

第5回:犬の心の声を聞く

①あなたへの問いかけ:犬のボディサインをどれくらい知っていますか?

散歩中、犬がゆっくり歩き始めたらどう対応しますか?
家族が口論している側で舌をぺろぺろしているとき、犬は何を伝えたいのでしょう?

病院の待合室で瞬きを頻繁にし、診察台ではあくびを連発…これはただの寝不足でしょうか?

犬は言葉を話せません。
しかし、人と同じような感情を持ち、その“心の声”を体や表情、動作でたくさん送っています。
日々の観察で犬の気持ちを理解できると、信頼関係はぐっと深まります。

犬のボディサインには、「楽しい」「嬉しい」というポジティブなものもありますが、
「不安」「緊張している」など困ったときの心の声もあります。

②  ポイントと事実:カーミングシグナルとは?

カーミングシグナルとは、犬が緊張や不安を和らげるために行うボディランゲージです。
現在30種類以上が確認されており、代表例は以下です。

  • あくび
  • 目そらし
  • 体をそらす伸び
  • 舌なめずり
  • 伏せる
  • 体をブルブルッとふる

誤解しやすいポイント
・1つの動作だけでは、生理現象や癖の場合もあります。
・繰り返しや複数のサインが組み合わさると、「不安」や「緊張」の可能性が高いです。

状況とのセットで意味が変わる

  • 初めて会う人の前で目をそらす、背伸び、あくび → 緊張や興奮
  • 動物病院でのあくび、舌なめずり、体をかく → 心身の緊張サイン

ポイントは、サインを単体で判断せず、状況と合わせて読むことです。

③ 解釈と視点

カーミングシグナルは、犬からの「ちょっと困ってます」サインです。
見逃すと、不安や不満が積み重なり、吠えや噛みつきなど問題行動につながることもあります。

ポイントは、「なぜ困っているのか理解する」ことです。

  • 「何が困っているのか」 → サインの特定
  • 「なぜ困っているのか」 → 原因を想像

原因まで考えられれば、自然と対応策や練習方法も見えてきます。
犬の行動を翻訳し、理解した上で対応すれば、信頼関係は自然に深まります。

④ 実生活でのヒント:今日からできる観察ワーク

1. 観察する習慣を作る

  • 1日数分、「今、犬は何をしている?何を伝えようとしている?」と意識して見る。

2. サインに応じて立ち止まる

  • 「何に対して困っているのかな?」と考える
  • 部分的な動きだけでなく、全身の様子や状況を観察

3. 犬のペースに合わせる

  • 無理に触ったり近づけたりせず、犬の選ぶ距離や行動を尊重

4. 学ぶ姿勢を持つ

  • カーミングシグナルを紹介する本や動画で勉強
  • 実生活で観察力を鍛える

5. 問題行動は原因から理解する

  • 叱るのではなく、「なぜこのサインが出たのか」を考え、対応を工夫

⑤ まとめ:カーミングシグナルを理解し、安心できる関係へ

カーミングシグナルは、犬の「今ちょっと困ってます」という声です。
正しく読めば、無用なストレスやトラブルを防げます。

日々の観察と配慮、温かい声がけが、愛犬との絆を深め、安心できる関係を築くカギです。

毎日のちょっとした気づきが、愛犬との信頼と安心の土台になります。


🐾次回予告

テーマは「しつけは信頼のかたち:叱らないしつけの基本」。
しつけの定義、正の強化、叱るデメリット、しつけが必要な理由を読み解き、
適切に対応する方法を解説します。
どうぞお楽しみに!

執筆者「インストラクター」紹介

井野めぐみ

犬と人とのコミュニケーションコーチ
JAHA認定・家庭犬しつけインストラクター。
動物病院勤務を経て、2007年に
家庭犬しつけ方教室「DOGGY FRIENDS」を開設。
叱らずに伝わる、科学的かつ優しいトレーニングを通じて、
犬と人の“心が通じ合う暮らし”をサポートしています。
現在、都内:木場公園で開催されるKIBAワンニャンHAPPYフェスのしつけトレーナーとして多くのペットオーナーへ教室を開催している。

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