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医療コラム

【獣医師監修】第3回:慌てないための備え|犬とのお出かけ前にできるトラブル対策

この記事は約4分で読めます。

前回は「日常生活で愛犬にトラブルが起きたときの飼い主の行動ポイント」について紹介しました。
今回は、トラブル時にパニックにならないように事前にできる対策についてご紹介します。

【記事監修】葛野 莉奈先生プロフィール

かどのペットクリニック(神奈川県横浜市青葉区)

  • 院長:葛野 莉奈先生
  • 診療時間:8:00〜12:00/16:00〜19:00
  • 休診日:木曜・日曜午後
  • TEL:045-972-1112
  • 公式サイトはこちら
先生から読者のみなさんへメッセージ

「もっとこんなことを知っている飼い主さんが増えたらいいな」
「こんなことで悩んでいるたくさんの方の力になれたらいいな」

普段の診療の中で感じたことを、文章にまとめました。
少しでも多くの方のお役に立てたらうれしいです。
獣医師としてだけでなく、いち飼い主としても、皆さんと知識を共有しながら、動物たちとの生活がより充実するお手伝いができたらと思っています。

トラブル時にパニックにならないように…どのような対策をとる?

いざというときに、心の準備ができていなければパニックになってどうしたら良いかわからなくなってしまうこともあるでしょう。

楽しいわんちゃんとのお出かけの思い出も、トラブルの嫌な思い出に置き換わってしまうこともあるでしょう。

慌てずに済むように、事前に対策をとることもとても大切です。

散歩時の環境の把握及び下準備

夏時期でのお散歩で注意したいのは、熱中症肉球のトラブルです。
快適に安全に散歩するためには、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 時間帯と環境の確認
    散歩する時間帯が犬にとって適しているか確認。
    アスファルトに手を触れて熱すぎないか、外の気温や湿度を確認しましょう。
  • 無理をしない
    暑すぎる場合は、時間帯を変更したり室内で遊ぶようにしましょう。
  • 犬の体調や個性を考慮
    顔のつくりや持病によっては、涼しい時間帯でも負担がかかる場合があります。
  • 快適グッズの活用
    ネッククーラーや、こまめに水分補給できるウォーターホルダーを準備して散歩に出かけましょう。

外部寄生虫予防

さらに夏は、わんちゃんにとって有害な外部寄生虫が活発になる季節です。
しっかりと対策をして、わんちゃんを守りましょう。

  • マダニや寄生虫に注意
    マダニは犬だけでなく飼い主にも影響を及ぼすことがあり、ウイルスの媒介源になる場合があります。
  • 動物病院の駆虫薬だけでは不十分
    処方されるお薬は駆虫の効果はありますが、寄生虫の付着予防にはなりません。
  • 併用して対策を強化
    駆虫薬と併せて、虫よけスプレーなどを活用して、わんちゃんの体を寄生虫から守りましょう。

車酔い対策

車でのお出かけでは、わんちゃんの車酔いにも配慮してあげましょう。
車やキャリーケースに慣れていない子も多く、快適に過ごせるよう工夫が必要です。

  • 個体差に注意
    車やキャリーケースに入るだけで気持ちが悪くなる子もいます。
  • 酔い止めの相談
    旅行の予定が決まったら、かかりつけの先生に相談し、わんちゃんの体重に合った酔い止め薬を処方してもらいましょう。
    飲ませ方やタイミングも、乗車時間に応じてアドバイスをもらえます。
  • 少しずつ慣らす
    車やキャリーケースに慣れていない場合は、短時間からスタート。
    飼い主さんと一緒に乗り込み、おやつをあげるなど、楽しい体験を通して慣らしていきましょう。
車でのお出かけでは、わんちゃんの車酔いにも配慮してあげましょう。
車やキャリーケースに慣れていない子も多く、快適に過ごせるよう工夫が必要です。

受診準備を万全にする

見知らぬ場所でのトラブルは、不安がたくさんあるでしょう。
どの病院にかかったら良いのか、診察時間はいつなのか、全く知らない状態ではさらに不安が増してしまいます。

  • 事前に受診可能な病院を調べておく
    お出かけ先で受診できそうな病院をいくつかピックアップしておくと安心です。
    夜間救急に対応している病院や、保険が使える病院も把握しておきましょう。
  • 持病がある子は情報をまとめて持ち歩く
    直近の健康診断結果や普段飲んでいるお薬などをノートにまとめておくと、診察時にスムーズです。
  • 保険証は忘れずに
    保険に加入しているわんちゃんは、必ず保険証を持ち歩きましょう。

まとめ

お出かけで起こり得るトラブルは、後で思い出して良い思い出にもなるかもしれないような小さなものから命に直結する大きなものまで様々です。

楽しい思い出作りのための夏の思い出が、悲しい思い出にならぬよう、起こり得るトラブルを把握して対策をとることはとても大切です。

一部ご紹介させていただきましたが、おうちのわんちゃんの持病や性格、お出かけ先などによって、考えられるトラブルや取るべき対策は様々です。

お出かけを計画したときに、かかりつけの先生などにまずは相談してみることで、わんちゃん目線でも安心なお出かけが計画できるでしょう。

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